1ドル1400ウォンの悲鳴、150円の沈黙:なぜ韓国と日本の反応はこれほど違うのか?
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現在、韓国(ウォン安)と日本(円安)は、共に記録的な通貨安の波を被っています。しかし、その「反応」には決定的な温度差があります。

韓国では連日「防衛線崩壊」「経済非常事態」とニュースが叫びますが、日本では「輸入品が高くなったな」という生活の愚痴レベルで留まることが多いです。

なぜ韓国人はこれほど為替に敏感で、日本人は相対的に落ち着いているのでしょうか? その答えは3つの「違い」にあります。

1️⃣ 「記憶」の違い:トラウマ vs 成功体験 韓国人にとって通貨暴落は、1997年のIMF危機(国家破産)の悪夢を呼び起こします。「ウォン安=倒産・失業」という恐怖がDNAに刻まれているのです。 一方、日本には「円高で輸出産業が死んだ」という記憶があります。そのため長年、「円安=企業が儲かる=善」という認識が支配的でした。

2️⃣ 「構造」の違い:スピードボート vs 空母 韓国は貿易依存度が高く(GDP比70%超)、資源を輸入して加工する国です。ウォン安は輸出に有利なだけでなく、エネルギーや原材料費の暴騰という「劇薬」になります。 対して日本は、巨大な内需(GDP比依存度30%台)を持つ空母です。トヨタなどの輸出企業が円安で過去最高益を叩き出すため、経済全体の危機感が見えにくくなる「錯覚」が起きます。

3️⃣ 「体力」の違い:危険資産 vs 安全資産 ここが決定打です。韓国ウォンはリスク資産であり、暴落すれば外国人投資家が逃げる(キャピタルフライト)恐れがあります。これは「生存」の問題です。 しかし、世界一の対外純資産を持つ日本にとって、円安は海外資産の価値増大を意味します。国全体の帳簿上の富はむしろ増えるため、「余裕」が生まれるのです。

💭 今日の問い しかし、その「余裕」は今の時代も有効でしょうか? AWSもSaaSもドル払いの今、円安に鈍感なことは「茹でガエル」への近道かもしれません。韓国のような過剰な恐怖も問題ですが、日本のような過剰な安堵もまた、改革を遅らせる毒になり得ます。

@Ventureverse

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